--- title: "Google広告のコンバージョン計測が正しく動いているか確認する方法" description: "Google広告のコンバージョン計測が機能しているか確認する手順を解説します。タグの設置確認・重複計測・計測されないケースの原因・Google広告とGA4のコンバージョンの違いをまとめました。" date: 2026-07-01 category: 広告・計測 tags: [コンバージョン] related_tools: [utm-builder] draft: false --- Google広告でコンバージョン計測を設定しても「本当に正確に計測できているか」は別問題です。計測ができていない・重複計測されているという問題は、広告最適化に直結するため見逃せません。 ## Google広告のコンバージョン計測の種類 Google広告にはコンバージョンを計測する方法が複数あります。 | 方法 | 概要 | 向いているケース | |---|---|---| | **Google広告タグ(コンバージョントラッキングタグ)** | サンクスページにGoogle広告のJSタグを直接設置 | シンプルなサイト・LP | | **Googleタグ + コンバージョンリンカー** | GTM経由でコンバージョンイベントをGA4と連動 | 複数のGoogleサービスを使う場合 | | **GA4のコンバージョンをインポート** | GA4で定義したコンバージョンイベントをGoogle広告に取り込む | GA4を本計測の基盤にする場合 | 現代の推奨構成は「GA4でコンバージョンを定義し、Google広告にインポートする」です。計測の一元管理ができ、コンバージョンリンカーを使うことでサードパーティCookieの影響も受けにくくなります。 ## タグが正しく設置されているかの確認 ### Tag Assistantで確認する GoogleのChrome拡張「Tag Assistant Legacy」または「Tag Assistant Companion」を使うと、ページに設置されているGoogle系タグを一覧確認できます。 1. 対象ページを開く 2. Tag Assistantを起動してEnableをクリック 3. ページをリロード 4. 検出されたタグとステータスを確認 緑色のチェックマークが付いていれば正常です。赤・黄色のマークは設定に問題がある可能性を示します。 ### Google広告の「タグの詳細」で確認する ``` Google広告 → ツールと設定 → 計測 → コンバージョン → 各コンバージョンをクリック → タグの設定 ``` ここで「タグのステータス」が「アクティブ」になっているか確認します。「タグが確認されていません」の場合はタグが正しく設置されていないか、最近コンバージョンが発生していないことを示します。 ### ブラウザのデベロッパーツールで確認する ネットワークタブで `googleadservices.com` や `google.com/pagead` へのリクエストが発生しているか確認します。サンクスページで発火するタグであれば、実際にサンクスページを開いて確認します。 ## よくある計測ミス ### 問題1:サンクスページのURLが変動している コンバージョンタグをサンクスページのURLで識別している場合、URLが動的に変わる(セッションIDなどが付く)と計測できないことがあります。 **対策**:URLではなくGTMのトリガーを「イベント」ベースにするか、固定のサンクスページURLを使います。 ### 問題2:重複計測になっている 以下のような構成になっていると、1回のコンバージョンが複数回計測されます。 - Google広告タグとGA4コンバージョンインポートの**両方**でカウントしている - GTMとHTMLに直書きの**両方**でタグが設置されている - テスト中のタグを本番環境に残したまま **確認方法**:Google広告のコンバージョン設定を開き、同じコンバージョン行為が複数のコンバージョンとして登録されていないか確認します。 ### 問題3:コンバージョンリンカーが設置されていない **コンバージョンリンカー**は、広告クリック後のページにGclid情報を保存し、複数ページにまたがるコンバージョン(フォーム入力→確認ページ→サンクスページ)を正確に計測するためのタグです。 GTMを使っている場合は「Googleタグ」または「コンバージョンリンカー」タグを全ページトリガーで設置します。 ### 問題4:フォームが別ドメイン・外部サービス上にある Contact Form 7・Gravity Formsなど同一ドメインのフォームはコンバージョンリンカーが機能しますが、Typeform・kintone・Googleフォームなど**別ドメインのフォーム**では計測が途切れることがあります。 **対策**: - フォームサービス側でGA4・Google広告のタグを設置できるか確認する - iframeで埋め込む場合はGA4のクロスドメイン計測を設定する - コンバージョンページへのリダイレクト後URLにパラメータを引き継ぐ ## GA4コンバージョンインポートの設定確認 GA4のコンバージョンをGoogle広告にインポートしている場合、以下を確認します。 ``` Google広告 → ツールと設定 → 計測 → コンバージョン → コンバージョンソースが「Google Analytics 4」になっているか確認 ``` インポート済みのコンバージョンに「データなし」と表示されている場合、GA4とGoogle広告のリンク設定を確認します。 ``` GA4 → 管理 → プロダクトリンク → Google広告リンク → アクティブか確認 ``` ## コンバージョン計測の健全性チェックリスト ``` □ コンバージョンタグのステータスが「アクティブ」になっているか □ 重複するコンバージョン定義がないか □ コンバージョンリンカーが全ページに設置されているか □ GA4とGoogle広告がリンクされているか □ タイムゾーンが一致しているか □ コンバージョンのカウント設定(1回 vs 全て)が意図通りか □ アトリビューションウィンドウ(計測期間)が適切か □ テスト用タグが本番環境に残っていないか ``` 定期的にこのチェックを行うことで、気づかぬうちに計測が壊れている状態を防ぎます。月1回の確認を習慣にすることを推奨します。