「自分のIPアドレスを確認したい」という場面はさまざまあります。サーバー接続の許可設定、VPN接続の確認、不正アクセスの調査——いずれもIPアドレスの基本を知っておくと対処しやすくなります。
グローバルIPとプライベートIPの違い
IPアドレスには2種類あります。
グローバルIPアドレスはインターネット上で使われる、世界で唯一の住所です。Webサイトにアクセスするとき、相手のサーバーから見えるのがこのアドレスです。自宅・会社・カフェのWi-Fiで変わります。
プライベートIPアドレスは自宅やオフィスのLAN(ローカルネットワーク)内だけで使われるアドレスです。ルーターが各デバイスに割り当てます。インターネット上には直接公開されません。
| 種類 | 誰に見える | 例 |
|---|---|---|
| グローバルIP | インターネット全体 | 203.0.113.1 |
| プライベートIP | 同じLAN内のみ | 192.168.1.5 |
「自分のIPアドレスを調べたい」というとき、多くの場合はグローバルIPが必要です。
IPv4とIPv6の違い
IPv4
現在もっとも広く使われている形式。4つの数値をドットで区切った表記です。
203.0.113.1
192.168.0.1
0〜255の数値を4つ組み合わせるため、約43億通りのアドレスが存在します。インターネットの普及でアドレスが不足し、IPv6への移行が進んでいます。
IPv6
IPv4の枯渇に対応した新しい形式。16進数を8グループ、コロンで区切って表記します。
2001:db8:85a3::8a2e:370:7334
アドレス数は約340澗(かん)個(3.4×10^38)で事実上無制限です。現在は多くのプロバイダーがIPv4と並行してIPv6を提供しています。
自分のグローバルIPを確認する方法
ブラウザで即確認
IPアドレス確認ツールにアクセスすると、アクセス中のグローバルIPアドレスをIPv4・IPv6の種別付きで即表示します。
Windows(コマンドプロンプト)
ipconfig
IPv4 アドレス の行がプライベートIP、グローバルIPはルーターの設定画面か外部サービスで確認します。
Mac/Linux(ターミナル)
# プライベートIPを確認
ifconfig | grep "inet "
# グローバルIPをコマンドで確認
curl ifconfig.me
## IPアドレスからわかること・わからないこと
IPアドレスからわかるのはおおよそのプロバイダーと地域(都道府県レベル)です。住所・氏名・個人情報は通常のアクセスログでは特定できません。
| わかること | わからないこと |
|---|---|
| インターネットプロバイダー名 | 個人の住所・氏名 |
| アクセス元の都道府県・都市 | マンション・部屋番号 |
| IPv4かIPv6か | 端末の機種 |
固定IPと動的IPの違い
動的IPはアクセスのたびやルーター再起動時にプロバイダーから変わる可能性があります。一般家庭の多くがこの方式です。
固定IPは常に同じアドレスが割り当てられます。サーバー運用・VPN・特定のサービスのIP許可設定に必要な場合は、プロバイダーのオプションや法人向けプランで取得できます。
よくある質問
Q. VPNを使うとIPアドレスは変わりますか? はい。VPNを使うと、VPNサーバーのIPアドレスがグローバルIPとして表示されます。
Q. 同じWi-FiにつないでいるデバイスはIPが同じですか? グローバルIPは同じですが、プライベートIPは各デバイスで異なります。
IPアドレス確認ツールでは、現在使っているグローバルIPをIPv4・IPv6の種別付きで即確認できます。