--- title: "Google Search Consoleの使い方入門|設定から基本レポートの読み方まで" description: "Google Search Consoleの初期設定から基本的なレポートの読み方を解説します。インデックス状況の確認・検索パフォーマンス・URL検査・サイトマップ送信など、サイト運営で日常的に使う機能をまとめました。" date: 2026-07-02 category: SEO tags: [Search Console] related_tools: [robots, h-tag, serp-preview] draft: false --- **Google Search Console(サーチコンソール)** は、Googleが無料で提供するWebサイト管理ツールです。Googleがあなたのサイトをどのように認識しているかを確認し、検索結果でのパフォーマンスを把握できます。 GA4(Google Analytics)がユーザー行動を計測するのに対し、Search ConsoleはGoogle検索エンジンとサイトの関係を管理します。この2つは役割が異なるため、どちらも設定することが推奨されます。 ## できること - Googleがどのページをインデックスしているか確認する - どのキーワードでサイトが検索表示されているか把握する - クロールエラー・インデックスエラーを発見する - XMLサイトマップを送信する - セキュリティの問題(ハッキング・マルウェア)の通知を受け取る - モバイル対応やCore Web Vitalsの状態を確認する ## 初期設定 ### 1. プロパティを追加する `search.google.com/search-console` にアクセスし、Googleアカウントでログインします。「プロパティを追加」から対象サイトを登録します。 **プロパティの種類**: | 種類 | 入力するもの | カバー範囲 | |---|---|---| | ドメインプロパティ | `example.com`(プロトコルなし) | http/https・www有無すべてを統合管理 | | URLプレフィックス | `https://www.example.com/` | 指定したURL以下のみ | **ドメインプロパティ推奨**:すべてのバリエーション(http/https、www有無)を一括管理できるため、特別な理由がない限りドメインプロパティを使います。 ### 2. 所有権を確認する サイトの所有者であることをGoogleに証明します。いくつかの方法があります。 **DNSレコードで確認(ドメインプロパティ必須)**:ドメイン登録会社の管理画面でTXTレコードを追加します。サーバーやCMSを変更しても認証が維持されるため最も安定しています。 **HTMLタグで確認**:`` 内に指定のmetaタグを追加します。WordPressならYoast SEOやRank Mathから設定できます。 **Google Analytics経由**:すでにGA4が設置済みであれば、Analyticsの権限を使って確認できます。 ## 主要レポートの読み方 ### 検索パフォーマンス 「検索結果」レポートは最もよく使う画面です。 | 指標 | 意味 | |---|---| | クリック数 | GoogleからサイトへのクリックでGA4の訪問に対応 | | 表示回数 | 検索結果にサイトが表示された回数 | | CTR(クリック率) | クリック数 ÷ 表示回数 | | 掲載順位 | 対象期間の平均検索順位 | **使い方の例**: - 表示回数が多いのにCTRが低い → titleタグやdescriptionの改善余地あり - 掲載順位が10〜20位 → コンテンツ強化で1ページ目に上げられる可能性がある - クリックは多いのにコンバージョンしない → ランディングページの改善が必要 「クエリ」タブでどのキーワードで表示・クリックされているかを確認します。「ページ」タブで各ページのパフォーマンスを確認します。 ### URL検査 特定のURLがGoogleにどのように認識されているかを確認するツールです。上部の検索窓にURLを入力します。 **確認できること**: - インデックス済みか - 最後にGooglebotがクロールした日時 - クロールに使われたユーザーエージェント - ページのレンダリング結果(Googlebotが見ているHTML) 新しいページを公開した直後や更新した後に「インデックス登録をリクエスト」を実行すると、Googlebotによるクロールを促せます。ただしインデックスを保証するものではありません。 ### インデックス作成(カバレッジ) サイト全体のインデックス状況を確認します。 | ステータス | 意味 | |---|---| | 有効 | インデックス済み・問題なし | | 有効(警告あり) | インデックスされているが注意点がある | | 除外 | noindex・canonical・重複などで意図的に除外 | | エラー | クロールまたはインデックスできなかった | エラーになっているページは理由を確認して修正します。「除外」のうち「canonicalで指定されていない別のページ」が大量にある場合は、canonical設定を見直します。 ### サイトマップ 「サイトマップ」メニューからXMLサイトマップのURLを送信します。 ``` 一般的なサイトマップのURL: https://yourdomain.com/sitemap.xml https://yourdomain.com/sitemap_index.xml (大規模サイト) ``` WordPressではYoast SEO・Rank Math・SEO SIMPLE PACKなどのプラグインがサイトマップを自動生成します。送信後「成功しました」と表示され、認識されたURL数が増えていることを確認します。 ### Core Web Vitals 「Core Web Vitals」レポートでは、実際のユーザーデータに基づくページ速度・操作性スコアを確認できます。「良好」「改善が必要」「不良」の3段階で表示され、不良ページの改善が検索順位向上につながります。 ## 通知とアラートの活用 Search Consoleはサイトに問題が発生した際にメールで通知します。以下の通知は特に重要です。 - **セキュリティの問題**:マルウェアや不正アクセスの検出 - **手動による対策**:Googleのガイドライン違反でペナルティを受けた場合 - **インデックス登録の急激な変化**:大量ページの削除や設定ミス メール通知を有効にするには、Search Console右上の「設定」→「ユーザーと権限」からメールの設定を確認します。 ## GA4とのリンク Search ConsoleとGA4を連携すると、GA4の「集客」レポートに「Google オーガニック検索」チャネルの詳細データが表示されます。 ``` GA4 → 管理 → プロダクトリンク → Search Consoleリンク ``` 連携後、GA4の「集客 → 検索コンソール → 検索クエリ」でキーワードごとのセッション・コンバージョンを確認できるようになります。