新しいWebサイトの公開時やリニューアル時に、SEOの設定漏れがあるとGoogle検索に正しく反映されない・インデックスされないという問題が起きます。公開後に慌てて修正するより、事前にチェックリストで確認するのが効率的です。
公開直前に確認すること
公開前に見落としやすいSEO設定を8項目にまとめました。一つずつ確認してください。
1. 検索エンジンのブロックが解除されているか
制作中はGoogle検索にインデックスされないよう設定していることが多いです。本番公開前に必ず解除します。
WordPressの場合:
管理画面 → 設定 → 表示設定
→「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックを外す
robots.txtの確認:
# 以下のような全ブロック設定が残っていないか確認
User-agent: *
Disallow: /
robots.txt確認ツールにドメインを入力し、Googlebotがトップページにアクセスできる状態になっているかを確認します。
2. SSLが設定されているか・リダイレクトが正しいか
HTTPS化とwwwあり・なしの統一は、重複コンテンツ問題を防ぐための基本設定です。
□ https:// でアクセスできるか
□ http:// でアクセスするとhttps:// にリダイレクトされるか
□ www あり・なしが統一されているか
SSL証明書確認ツールでドメインを入力すると、HTTPSリダイレクト・www統一・HSTSの設定をまとめて確認できます。
同じコンテンツが http:// と https:// の両方でアクセスできる状態は、重複コンテンツとして評価される可能性があります。
3. titleタグが適切か
titleタグは検索順位と検索結果のクリック率に直接影響します。以下の点を確認してください。
□ 全ページにtitleタグが設定されているか
□ 全ページでtitleが異なる内容になっているか(重複なし)
□ 主要キーワードが含まれているか
□ 30〜35文字程度に収まっているか
□ サイト名を含める場合は末尾に「| サイト名」形式で付けているか
SERPプレビューツールにURLを入力すると、titleタグとdescriptionの内容を取得し、検索結果での表示イメージを確認できます。
4. meta descriptionが設定されているか
各ページの内容を適切に表した説明文が設定されているか確認します。
□ 全ページにmeta descriptionが設定されているか
□ 80〜120文字程度に収まっているか
□ そのページの内容を正確に表現しているか
□ 主要キーワードが自然な文脈で含まれているか
□ 重複しているページがないか
meta descriptionは検索順位には直接影響しませんが、クリック率(CTR)に影響します。
5. H1〜H6の見出し構造が正しいか
見出しの階層構造が正しく設定されているか確認します。飛び階層はGoogleの理解を妨げます。
□ 各ページにH1が1つだけあるか
□ H1にメインキーワードが含まれているか
□ H1はtitleタグとほぼ一致しているか
□ 見出しの階層がH1→H2→H3と正しく構成されているか(H1の次にH3など飛び階層がないか)
見出しタグ抽出ツールにURLを入力すると、H1〜H6の構造を階層的に確認できます。
6. canonicalが正しく設定されているか
canonicalのURLがhttp/https・www有無と一致しているか確認します。不一致は重複コンテンツの原因になります。
□ 各ページのcanonicalは自分自身のURLを指しているか
□ URLのwwwあり・なし統一と一致しているか
□ http・httpsの統一と一致しているか
7. 画像のalt属性が設定されているか
alt属性はGoogleの画像検索対策とアクセシビリティの両方に影響します。
□ コンテンツ上意味のある画像にはalt属性があるか
□ alt属性が空の画像は装飾目的のものに限られているか
□ alt属性にキーワードを不自然に詰め込んでいないか
8. ページの読み込み速度
表示速度はCore Web Vitalsと検索順位に影響します。最低限の速度基準を満たしているか確認します。
□ Google PageSpeed Insightsで50点以上か
□ 不必要に大きな画像が使われていないか
□ 未使用のCSSやJavaScriptが読み込まれていないか
公開直後に行うこと
公開直後はGoogleへのインデックス促進を優先して行います。
XMLサイトマップをSearch Consoleに送信する
サイトマップをGoogleに送信することで、全ページのクロールを促進できます。
WordPress: Yoast SEOやRank Mathが自動でサイトマップを生成
URL: https://yourdomain.com/sitemap.xml(一般的な場所)
送信先: Google Search Console → サイトマップ
Search ConsoleでURL検査・インデックスリクエスト
特に重要なページ(トップページ・主要ランディングページ)はSearch ConsoleのURL検査ツールから「インデックス登録をリクエスト」を実行します。
Googleビジネスプロフィールとの連携確認
ローカルビジネスのサイトであれば、Googleビジネスプロフィールに登録したWebサイトURLが新しいURLになっているか確認します。
リニューアル時の追加チェック項目
既存サイトをリニューアルした場合は、以下を追加で確認します。
□ 旧URLから新URLへ301リダイレクトが設定されているか
□ 旧URLの主要ページをすべてリダイレクトリストに含めているか
□ 旧サイトのcanonicalが新URLを指しているか
□ 内部リンクが旧URLのままになっていないか
□ Search Consoleに新しいプロパティを追加したか
□ Google広告・各種SNSのリンク先URLを更新したか
□ 外部サイトからの主要被リンクの移行をリダイレクトで担保しているか
リニューアル後は一時的に検索順位が変動することがあります。301リダイレクトが正しく設定されていれば、数週間〜数ヶ月で旧URLの評価が新URLに引き継がれます。