見出しタグ(<h1>〜<h6>)はページの構造をブラウザと検索エンジンに伝える重要な要素です。正しい階層で設定することがSEOの基本であり、Googleはページのコンテンツ構造を理解するために見出しタグを参照します。

見出しタグの役割

見出しタグには2つの役割があります。

  1. ユーザー向け: ページをスキャンして読み取りやすくする(視覚的な見出し)
  2. クローラー向け: ページのトピック・構造をGooglebotに伝える

テキストを大きくしたいだけなら CSS でサイズを変えれば十分です。見出しタグは「このテキストはこのレベルの見出しである」という意味的なマークアップです。

h1〜h6の使い分け

タグ役割使用頻度の目安
h1ページのメインタイトル1ページに1つだけ
h2主要なセクションの見出し複数OK
h3h2配下のサブセクション複数OK
h4〜h6さらに細かい分類必要な場合のみ

h1は1ページに1つ

h1はページ全体のタイトルです。1ページに複数の h1 を使うと、Googleがページのメインテーマを判断しにくくなります。WordPressではサイト名と記事タイトルの両方が h1 になっているケースがあるため、テーマのテンプレートを確認してください。

<!-- ❌ 悪い例 -->
<h1>会社名</h1>
<h1>サービス紹介ページ</h1>

<!-- ✅ 良い例 -->
<h1>サービス紹介ページ</h1>
<h2>サービスの特徴</h2>
## 階層を飛ばさない

h2 の次に h4 を使うなど、階層を飛ばすのは構造上の問題です。アウトラインが崩れてクローラーが誤解する可能性があります。

<!-- ❌ 悪い例:h2からh4に飛ぶ -->
<h2>サービス内容</h2>
<h4>料金プラン</h4>

<!-- ✅ 良い例:h2→h3の順 -->
<h2>サービス内容</h2>
<h3>料金プラン</h3>
## 見出しにキーワードを自然に入れる

Googleはh1・h2の内容をページのテーマ判定に活用します。ただし、キーワードの詰め込みは逆効果です。

推奨: ユーザーが読んで自然に理解できるタイトルに、検索クエリに近い表現を1〜2語含める 非推奨: 「SEO SEO対策 SEO改善 SEOツール SEOチェック」のような羅列

h1にはページのメインキーワードを含め、h2にはそのページで説明するサブトピックを自然な言葉で書きます。

よくあるミスと確認方法

CSSで装飾してh1を隠している

display: nonevisibility: hidden で h1 を非表示にする実装は、スパムと判定される可能性があります。視覚的に見えない h1 は使わないでください。

画像だけのh1

見出し内にテキストなしで画像だけ入っているケースがあります。alt 属性があれば最低限機能しますが、テキストが入っているほうが確実です。

Sectionタグと見出しの組み合わせ

HTML5 のアウトラインアルゴリズムでは <section> 内の <h2> が文書構造上の h2 として扱われますが、Googleはタグの数値(h1〜h6)自体を基準にする傾向があります。<section> を使っていても、見出しタグの数値の順序を正しく保つことを優先してください。

見出し構造の確認方法

見出しタグ抽出ツールでは、URLを入力するだけでH1〜H6の階層構造を一覧表示できます。階層の飛び・h1の複数使用・見出しの欠如を即確認できます。競合ページの見出し構造を調べる用途にも使えます。