法人設立の登記申請書や各種行政手続きの書類で「メールアドレスのフリガナ」を求められることがあります。とりわけ2025年4月21日以降、司法書士が不動産の所有権登記(売買・相続等)を申請する際に、所有者のメールアドレスのフリガナを法務局へ提供することが求められるようになりました。

不動産登記でメールアドレスのフリガナが必要になった背景

2026年4月から、不動産の住所変更登記が義務化されます。これに対応するため、法務局が所有者に対して職権変更の通知をメールで行う仕組みが導入されました。2025年4月21日以降の所有権登記申請では、司法書士が氏名のフリガナ・生年月日・メールアドレスを「検索用情報」として法務局に提供することが必要になっています。

メールアドレスは英数字と記号で構成されており、どのようにカタカナに変換すればよいか迷う方が多い項目です。

メールアドレスの構成と読み方

カタカナ変換はローカル部とドメイン部を分けて、左から順に読み替えるのが基本です。

メールアドレスは ローカル部@ドメイン部 の構造です。

info@example.co.jp
↑ローカル部  ↑ドメイン部

それぞれを左から順番にカタカナに変換します。

記号・文字の読み方一覧

メールアドレスに使われる記号や英数字のカタカナ読みの対応表です。書類記入時の参考にしてください。

文字・記号カタカナ読み備考
@アットマーク「アット」のみでも可
.(ドット)ドット「ピリオド」とも
-(ハイフン)ハイフン
_(アンダースコア)アンダースコア「アンダーバー」とも
+プラス
英字(a–z)そのままアルファベット読みaはエー、bはビー…
数字(0–9)そのまま数字読み0はゼロ、1はイチ…

変換例

実際のメールアドレスを使って変換の流れを確認します。記号の読み方ルールをそのまま当てはめれば対応できます。

例1: シンプルなメールアドレス

最もよく使われるシンプルな形式のアドレスを変換する基本パターンです。

info@example.com
↓
インフォ アットマーク エグザンプル ドット コム

例2: ハイフン・ドットが含まれる場合

ローカル部に記号が入るアドレスの変換例です。記号はそれぞれカタカナ読みで表記します。

taro.yamada@example.co.jp
↓
タロウ ドット ヤマダ アットマーク エグザンプル ドット シーオー ドット ジェーピー

例3: 数字・アンダースコアが含まれる場合

数字とアンダースコアが混在するアドレスの変換例です。数字はそのまま読み、記号はカタカナで表記します。

user_01@example.jp
↓
ユーザー アンダースコア ゼロイチ アットマーク エグザンプル ドット ジェーピー

よくある疑問

フリガナの書き方で迷いやすい点をQ&A形式でまとめました。書類の指定がある場合はそちらを優先してください。

スペースは入れる?

フリガナの書き方について迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめます。書類の指定に従うのが基本です。

書類によって異なりますが、読みやすさのため記号の前後にスペースを入れる書き方が一般的です。スペースなしで続けて書いても問題ありません。書類のフリガナ欄のスペースを見て判断してください。

.co.jp のドメインはどう読む?

co → コー または シーオー、jp → ジェーピー が一般的です。法務局の登記申請書では ドット シーオー ドット ジェーピー と読むことが多いですが、書類によって指定がある場合はそれに従います。

大文字・小文字の区別は?

フリガナでは大文字・小文字の区別はありません。Aa も同じ読み方で表記します。

「@」の後のドメインは省略できる?

書類に「メールアドレスのフリガナ」とある場合は省略せずすべて記載します。「メールアドレス(ドメイン名を除く)」と指定がある場合は @ より前のローカル部だけを記載します。

よく使うドメインの読み方

.co.jpgmail.com など、頻繁に使われるドメインのカタカナ表記をまとめます。

ドメインカタカナ
.co.jpドット シーオー ドット ジェーピー
.comドット コム
.jpドット ジェーピー
.orgドット オーアールジー
.netドット ネット
gmail.comジーメール ドット コム
yahoo.co.jpヤフー ドット シーオー ドット ジェーピー

メールアドレスのフリガナ変換ツールにメールアドレスを入力すると、登記申請書向けのカタカナに自動変換します。記号の読み方・スペースの有無も選択できます。