Webサイトの表示速度に最も影響する要素の一つが画像です。適切に圧縮・最適化された画像はページの読み込みを大幅に速くし、Google の PageSpeed Insights スコアや Core Web Vitals の改善にも直結します。
画像形式の使い分け
| 形式 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| JPEG | 写真の圧縮が得意・透過不可 | 写真・人物画像・背景 |
| PNG | 透過対応・可逆圧縮でサイズが大きくなりやすい | ロゴ・アイコン・スクリーンショット |
| WebP | JPEG比30〜50%軽量・透過対応 | Web全般(モダンブラウザ対応) |
| SVG | ベクター形式・どんなサイズでも劣化なし | ロゴ・アイコン・図版 |
| AVIF | WebPより更に高圧縮・対応ブラウザ増加中 | 写真・次世代フォーマット |
WebPとは
WebP(ウェブピー)はGoogleが開発した次世代画像フォーマットです。同等の画質でJPEGより25〜34%、PNGより26%軽量化できるとされています。
現在は主要ブラウザ(Chrome・Firefox・Safari・Edge)すべてが対応しており、新規サイト制作ではWebPを標準にするケースが増えています。
<!-- picture要素でWebP非対応ブラウザにフォールバック -->
<picture>
<source srcset="image.webp" type="image/webp">
<img src="image.jpg" alt="説明">
</picture>
## 適切な圧縮率の目安
JPEG
品質80〜85が肉眼での劣化がほぼわからない範囲での圧縮限界です。
| 品質 | サイズ感 | 見え方 |
|---|---|---|
| 100 | 非圧縮に近い | 元画像と同等 |
| 85 | 元の40〜60% | ほぼ劣化なし |
| 75 | 元の25〜40% | わずかに劣化 |
| 60以下 | 元の15%程度 | ブロックノイズが目立つ |
PNG
PNGは可逆圧縮のため、圧縮率を上げても画質は変わりません。ファイルサイズの削減は圧縮レベルの調整で行います。透過が不要であればJPEGまたはWebPへの変換でサイズを大幅に削減できます。
画像サイズと解像度
表示サイズ以上の画像を使わない
横幅800pxで表示する画像に2400px幅の画像を使っても、品質は変わらずファイルサイズが無駄に大きくなります。
<!-- srcset で画面サイズに合わせた画像を配信 -->
<img src="image-800.jpg"
srcset="image-400.jpg 400w, image-800.jpg 800w, image-1200.jpg 1200w"
sizes="(max-width: 600px) 400px, 800px"
alt="説明">
### 遅延読み込み(lazy loading)
ファーストビューに表示されない画像は loading="lazy" を付けて遅延読み込みにします。
<img src="image.jpg" alt="説明" loading="lazy">
## Core Web Vitals(LCP)との関係
LCP(Largest Contentful Paint) はページ内の最大要素が表示されるまでの時間です。多くの場合、メインビジュアルの画像がLCPの対象になります。
LCP改善のためのポイント:
- ファーストビューの画像は
loading="eager"(デフォルト)のまま遅延読み込みしない - ファーストビューの画像に
fetchpriority="high"を付ける - WebPまたはAVIFに変換してサイズを削減する
- CDNやサーバーキャッシュで配信を高速化する
<!-- LCP対象のメインビジュアル -->
<img src="hero.webp" alt="メインビジュアル" fetchpriority="high">
## WordPressでの画像最適化
WordPressでは以下のプラグインが広く使われています。
| プラグイン | 特徴 |
|---|---|
| Imagify | 自動WebP変換・CDN連携 |
| ShortPixel | 高い圧縮率・AVIF対応 |
| EWWW Image Optimizer | 無料プランあり・サーバー内処理 |
画像圧縮・リサイズツールでは、JPEG・PNG・WebP変換、品質スライダー、アスペクト比固定リサイズをブラウザ内で処理します。画像データはサーバーに送信されません。